先日こんな記事が上がってた
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1106/10/news014.html

 エロゲメーカーのaileが実況プレイ動画だったりに関して徹底抗戦を訴え、法的措置も辞さないとかいう記事。
 この記事がそのまま当てはまっちゃうストーリー重視のRPGだったり、一通りストーリーを読み終わったらお終いなノベルゲーに関してはこういう態度も重要だと思うんだ。
 正直な所、それを、特にノベルゲームに関しては、ゲームと呼ぶのかどうかという所から問題な気もするんだけれども・・・。それはさておき。
 では他のジャンルに関してはどうなんだろう?というお話。

 近年国産ゲームに勢いがなくなってきているのは肌で感じているのだけれども、その原因を動画サイトの普及に結びつける意見が割と多い。
 しかしその考え方は少々短絡的すぎないかな?と最近思う。
 割れに関しては、正直言えば自分も昔やってた、でも擁護の余地なんてないから論外。プレイするだけならまだしも、割れがゲームに対して文句を言ったり褒めたりする権利なんてない。そこは別に良い。
 しかし、仮にゲームのプレイ動画がアップされたとして、そこで見られるだけで満足出来てしまうというのはむしろゲームの内容自体が薄いのではないだろうか?

 ジャンルにも依るのだろうが、アクション・シューティング・FPSみたいに上手い人のプレイを動画サイトで眺めることで購買意欲をかき立てられるというケースだってない訳じゃない。逆にそういう動画を見て敷居が高く感じてしまって購入を控えるユーザーだって必ずいる。
 そういったユーザーをどうやって拾っていく要素は結局の所ゲーム自体の「面白さ」なんだと思う。

 プレイ実況をあげている人が「皆にもぜひ自分でプレイしてもらいたい」と言ってしまいたくなるような操作感、世界観。
 とりあえず見ているだけ人が「自分で実際に動かしてみたい」と思うような魅力的なグラフィックなどの視覚的な情報。
 実際にプレイしてみると、初心者でも「楽しい」と感じられるゲーム性。

 全部を網羅したゲームってのはどう頑張っても難しいとは思うんだけど、最近のゲームで特におざなりにされているように思えるのが、プレイして「楽しい」と感じられるゲーム性の部分。

 ハードウェアの進歩や性能の向上で綺麗で映画みたいな美しい映像を描画することに力を入れて、PVで釣ってプレイしてみたらゲームの面白みはムービーを見るだけ。

 こんなことしながら「ゲーム市場がどんどん収縮している!!」なんて声をあげているとしたら、それは実に馬鹿げた話だと自分は思う。

 ではどんなゲームがこれから求められていくんだろう?という話になった時に、今自分がプレイしてるゲームを1つ紹介したい。
 それがminecraft。
 公式サイトはここなんだけど、ぜひ動画だけでも見てもらいたい。ニコニコ動画に行けばランキングにも入ってるし、youtubeにもあるだろう。

 海外のアマチュアが作ったゲームで、日本的な言い方をすれば同人サークル、若しくは個人が作ったゲーム。絵が素晴らしくキレイな訳でもなければ、何か大々的に広告している訳でもない。
 けど今このゲームは間違いなく人気を獲得している。それは何故か?
 これは純粋にプレイしていて「楽しい」のだ。
 自分でイメージを膨らませ、大きな建造物を自由に建てるも良し、ひたすら穴を掘っても良し。それだけなのに楽しいのだ。

 結局の所面白さの源泉というのは、人の想像力の中にあるんだと思う。
 minecraftはバーチャルな世界の中で自分の想像したものを実際に構築出来る所に魅力がある。日本で名作と言われてきた古いRPGの世界は全てを網羅的に書ききれない容量の制限から、ユーザーの想像がそのゲームの世界を広げてきた。
 つまり、以前はハード的な制限がむしろ効果的に想像力を引き出していたんだと思う。

 ではこれからはどうするんだろう?
 ハードの高性能化、飽和した情報、蔓延したテンプレート。
 これらの殻をぶち破った、吹っ飛んだゲームこそ面白いゲームなのではないだろうか。
 その殻の外に出る力こそ、人の想像力なのではないだろうか。

 そして、出来ることならこういうゲームが作れる会社を建ててみたいというのが最近の専らの夢ですよってのが今日のまとめです。
 夢は夢。とは言え、夢を見続けていれば叶う日が来るかもしれないじゃないですか。